環境に関する仕事
現在、世界で注目されている"環境問題"。アメリカのオバマ大統領は就任早々にグリーン・ニューディール政策を打ち出しました。日本でも2020年までに1990年と比較して二酸化炭素を25%削減することを全世界に明言し、今年3月には環境省が「日本版グリーンニューディール」の骨子を発表しました。
現在、様々な企業が環境対策また環境ビジネスへの進出を始めており、"環境"をキーワードにした産業は今後更に注目され、ますます発展していくことが予想されています。
<環境ビジネスの今>
太陽光発電、バイオ燃料、エコカー、燃料電池、省エネ関連など、"環境"にちなんだニュースは毎日どこかで必ず目にするようになりました。環境ビジネスに進出している企業では、中長期の事業戦略の柱に「環境」を据えており、今後はさらに異業種からの企業参入も計画されています。
●120兆円の環境市場
●280万人の雇用市場
【政策】
●「緑の公共事業」で需要を創出
●「地域の活力」を活かした取組を促進
●家庭から始まる緑の需要創出を支援
●緑の需要に応えうる先端環境産業の育成
●世界最先端技術の未来に向けた強化
(環境省HPより引用 http://www.env.go.jp/guide/info/gnd/)
こんなお仕事も「環境」に関わっています
■ ホームインスペクター -住宅の「かかりつけのお医者さん」 ―
住宅を長く使って「環境」に優しい生活へ
日本の住宅の耐久年数は平均26年と言われており、古くなった住宅の建替えは、年間約30万件に及びます。こうした住宅の建替えは、大量の産業廃棄物を出すことにつながります。日本の産業廃棄物のうち、年間約20%は建築における廃材によるものだと言われています。
住宅の建替え需要を抑制し、永く、安心して暮らせる住宅を増やすことは、私たち一人一人にできる環境対策につながります。
そこで注目されるのが「ホームインスペクター(住宅診断士)」です。
どうやったらなれるの?
日本ホームインスペクターズ協会の技術基準や倫理基準を満たし、所定の研修や試験を通過した方が公認インスペクターになります。
詳しくは 日本ホームインスペクターズ協会 >>
■ 樹木医 -木のお医者さん―
環境を守る、緑を守る仕事
森林は、木材やきのこなどの林産物の生産のほかに、渇水や洪水を緩和しながら、良質な水を育む機能、土砂災害の防止、二酸化炭素の吸収・貯蔵をはじめとする地球環境保全などさまざまな機能を持っています。世界の温室効果ガスの排出量の約20%が森林減少などの土地利用変化に起因すると言われている事もあり、現在、緑の森を守る「樹木医」が注目を集めています。
樹木医とは?
各地の貴重木から、身近な街路樹まで、樹木を保護する専門の技術者のことです。主に樹木の状態を診断し、必要な治療を行います。また、地域の巨樹・名木の健康度を診断して、その衰退原因を特定して樹勢回復・保全のための対策なども行います。
どうやったらなれるの?
樹木医となるには、『(財)日本緑化センタ-』により実施されている『樹木医資格審査』に合格し、『樹木医』として登録されることが必要です。
樹木医に登録されると、その名簿は林野庁、都道府県緑化担当課、(財)日本緑化センターなどの機関に置かれ、全国各地の老木街路樹を診察・治療に歩く「木のお医者さん」として活躍できます。
詳しくは 日本緑化センター>>
■ 電気工事士 -太陽光発電関係―

環境に優しい自然エネルギーの活用
現在、太陽光発電の普及率は日本の住宅5387万戸のうち約1%。資源エネルギーを使用することなく、発電する「太陽光発電」は、企業だけではなく家庭の普及も進んでいます。
今後拡大が見込まれる太陽光発電パネルの設置には、発電量が20キロワット以下の発電なら第二種の電気工事士、また20キロワット以上なら第1種の電気工事士の資格が必要です。
電気工事士とは?
一般用電気工作物および自家用電気工作物の工事に関する専門的な知識を有するものに都道府県知事により与えられる資格です。
どうやったらなれるの?
電気工事士は、所在地の都道府県知事により交付されます。
第1種電気工事士資格を取得するには、第1種試験合格後、大学・高等専門学校電気工学科卒業者は3年以上、それ以外については5年以上の電気工事の経験が必要です。
第2種電気工事士は、第2種試験合格あるいは経済産業大臣認定の第2種電気工事士認定の指定を受けた指定教育機関(専門学校や職業能力開発校等の養成施設で行われている対象科目)を修了した場合、すぐに免状が交付さます。
試験は、財団法人電気技術者試験センターが全国で年に1回実施しており、誰でも受験できます。
詳しくは 財団法人電気技術者試験センター >>

