今月のテーマ : 自然と土と共に働く


■ 花を愛で、喜んでいる人を見るのが至福の時
バラに関わっている中でいちばん大変なことは、天候不順や土壌の良し悪しで上手く育たないこと、思い通りにいかないことです。それだけに、花がついた時、そして、それを愛でて喜んでいる人を見る時がいちばん嬉しいですね。
北海道のような寒冷地の環境でもバラ栽培は可能です。室内の人工照明だけでも、見事に育ちます。パソナグループの地下農業施設「パソナオーツー」で花畑を作り、そこでバラの栽培ができた時に得た大きな発見でした。
■ 植物も人と同様に会話をすることが大事

バラは種類によって咲き方が違います。早咲き、遅咲き、四季咲きとあり、1年中楽しむことができます。そして、多くの可能性をもっているので、バラと会話をして、各々のシグナルの出し方をくみとってあげることが必要です。これは、人とのつき合いにも生かせることだと思っています。新種のバラを生み出してもタイミングやその時代にあわないと廃れることもあります。考えてあげないと世に出ないこともあります。
新種づくりも、庭づくりにしても、何か新しいことを始める時は直感を大事にしています。
自分が手掛けたものがある場所で、時々、来場者にまぎれて生の声を聞きます。率直な感想や意見がスパイスにもなって、次の機会に活かすことができるからです。
日本で生まれたバラを紹介することで、日本のバラを世界に広めていきたい、そして世界中のバラを見て、いいものはお互いにとり入れていきたいとも思っています。
■ バラには世界平和につながる要素がある

バラを育てるのは難しい・・・と思っている方は多いでしょう。でも、愛情をたくさん込めればキレイに育ち、次のいい出会いにつながる。人と同じで、気持ち次第なんですよね。
優しい香りのバラを愛でる人たち、バラを育てたいと思う人たちはたくさんいます。それだけに、バラを通して世界平和につながる何かができればいいなと思っています。バラにはそれに値する要素がたくさんありますから。
これからもプラスの発想で、皆さんに楽しんでもらうために、バラ造りとプロデュースに取り組んでいきたいです。
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