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INITIATIVE「自分のキャリアは自分で創る」WEBマガジン

ひと 2016.02.15 南部靖之コラム
「女性の感性」を活かした新しいリーダー像を




昨夏成立した「女性活躍推進法」により、2016年4月から301人以上の従業員を抱える企業に、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定などが義務づけられました。また、政府の次なる目玉政策として「1億総活躍社会」も打ち出され、いま各企業では様々な取り組みが行われています。
今年は男女雇用機会均等法の施行から30年という節目を迎えます。当時と比べると女性の社会進出は増えてはいますが、日本社会全体ではまだまだ女性の力を活かしきれているとは言えません。今回の女性活躍推進法によって、女性が活躍しやすい社会になることは、非常に良いことだと思います。

女性と共に歩んだ歴史


パソナグループは1976年の創業以来、女性がイキイキと活躍できる社会の実現を目指して、人材派遣をはじめとした様々な雇用インフラを構築してきました。80年代にはOAの普及に伴って「在宅勤務」や「サテライトオフィス」、「ワークシェアリング」などの新しい働き方を提案したほか、91年には日本で初めて「事業所内保育所」の運営事業を開始しました。また最近では「中小企業新戦力発掘プロジェクト」で行政とも協力して、主婦の職場復帰をサポートしてきました。
パソナグループの歴史は、自分の才能・能力を活かして働きたいと願う女性たちと、共に歩んできた歴史でもあります。

女性の感性を活かした新しいリーダー像を


こうした取り組みを通じて、私は、これまで男性中心で成り立ってきた社会や企業の仕組みに、そのまま女性を当てはめても、必ずしも上手くはいかないと感じています。朝から晩までの長時間労働や全国転勤などを前提とした男性型の勤務形態やリーダー像は、育児や介護との両立、ボランティアや趣味などに積極的に取り組んで「ソーシャル・ワーク・ライフ・バランス」を実践する女性の目には、魅力的なものに映らないかもしれません。
女性の感性を活かし、多様な働き方ができるよう社会インフラの整備をしていくことや、新しいリーダー像を創り上げていくことが必要なのではないでしょうか。

女性リーダー育成の取り組み


パソナグループでは今春、女性リーダーの育成に向けた新たな取り組みをスタートします。異業種間での人材交流や、海外や地方での研修などを通じて専門知識や深い教養を身に付け、自信と誇りを持って働く女性リーダーを育成する実践的なプログラムです。様々な会社のリーダー候補や、子育てを終えて管理職としてのキャリアを歩みたい方など、たくさんの優秀な女性に参加していただきたいと思っています。楽しみにしていてください。

いま、女性の活躍推進に対する世の中の機運が高まる中で、パソナグループに求められる役割はますます大きくなっています。これからも、誇りを持って働く一人ひとりの女性と共に歩み、誰もが自由にイキイキと働くことができる社会の実現に向けて、頑張っていきましょう。
 

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