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INITIATIVE「自分のキャリアは自分で創る」WEBマガジン

ひと 2017.02.16 BtoBビジネスを見据え起業。直感を信じ焦らず進む経営を【女性起業家を支援する LBA】

文:INITIATIVE編集部

パソナグループが2014年から実施する女性起業家支援トータルプログラム「Ladies Be Ambitious(LBA)」を受講し、起業を果たした受講生のお一人をご紹介。起業にいたるまでの経緯や、現在の働き方についてお話を伺いました!

 ◆株式会社エンジョイアブル 代表取締役 島本千晶氏
大学卒業後、株式会社パソナに入社。人材派遣部門の法人営業を約10年経験した後、大手不動産会社で内部統制や上席役員秘書を経験。その後、大手人材紹介会社で新規事業の立ち上げに参画した後、独立。会社設立を考えていた際に、LBAを知り第一期生として受講。講座受講中の2015年4月に主に新卒の採用支援事業を行う「株式会社エンジョイアブル」を設立。

BtoBビジネスを見据え、「株式会社」で起業

2015年に株式会社エンジョイアブルを立ち上げ、「事業を通じて企業と学生双方の輝く未来を創造する」という理念のもと、採用支援事業を行っています。企業に代わって面接官として学生の選考を行うこともあれば、採用の制度設計や募集戦略を練るところから携わることもあります。めまぐるしく変化する採用市場のトレンドに携わることができ、やりがいのある仕事に誇りを持っています。

私が起業する際、個人事業主などではなく「株式会社」を選んだのは、BtoBの仕事をしたかったからです。個人事業としても実現できる事業でしたが、会社を設立することで法人取引の際に信用度が増すため、「株式会社」にすることにこだわりました。
 

働きたいと願う個人のサポート

起業してまもなく2年を迎えますが、企業の採用支援に携わる中で、働きたいと願う主婦に仕事を紹介し、新たな雇用を生んだことがありました。

ある企業から、採用面接ができる人材がおらず困っているので、面接代行をして欲しいと依頼を受けました。採用面接では、コミュニケーションを通じて相手の考えを引き出すスキルや、当日辞退者への対応など臨機応変な判断が必要になります。そこで私は、出産を機に仕事をやめ、現在は主婦をしている友人に面接官の仕事を依頼しました。彼女たちは以前人材サービス会社で働いた経験があったため、臨機応変な対応、丁寧に接して欲しい、といった難しい依頼でも完璧に応えてくれました。

人と人とを結びつけ最高のパフォーマンスを生んだこの経験から、今後は企業の採用支援に加えて、主婦のようにフルタイムで働くことが難しい方と企業を結びつける事業にも取り組んでいけないかと考えています。

「私らしい働き方」の実現

女性の起業家は身近なロールモデルが少ないため、起業に対して「自分なんて無理」と自信を持てない人は多いです。しかし、私の場合、パソナに勤めていたころに出会ったエキスパートスタッフ(派遣登録社員)の方々がロールモデルとなっていました。大手企業の仕事を辞めて独立された方の中には、以前の就業先企業が、後にクライアントになっているケースもありました。最初は小さな事業でも、信念を持ってやり続ければ、やがて大手企業とも取引ができるほどになるのかと、背中を押されました。

 

企業に属しスキルを磨き上げることもキャリアのひとつですが、私は独立を経験したことで「自分が進むべき道を歩んでいる」「仕事を通じて成長している」という実感を日々得られています。
日本には「みんなと一緒が安心」という風潮があり、そこを飛び越えて自分の生き方を決めるのは勇気がいることでした。しかし独立後は、自分の好きな時間で仕事をしたり休んだり自分の意志でタイムマネジメントができるため、自分らしく働くことができています。

会社に勤めているときは、いかに効率よく多くの仕事をこなすかを考えていましたが、今はいかにひとつの仕事に全力をそそぎ100%以上の成果を提供できるか考えるようになっています。
今後は、自分の「直感」を信じて「焦らず進む」ことを目標にしています。目の前の仕事に丁寧に取り組み、自分がやりたいと思ったことが実現できるよう進んでいきたいです。


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