本文へスキップします。

News&Topics

CSR

2008.09.12

「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)30回記念事業」にて
パソナグループ 知的障害を持つ社員による
『アート作品展』&『アート商品・無農薬野菜 販売』を実施

総合人材サービスを手掛ける株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、「全国障害者技能競技大会(以下、アビリンピック)」の30回記念イベントとして幕張メッセで10月25日(土)に行われる「障害者ワークフェア2008」にて、知的障害を持つ社員が手掛けた“オリジナルアート商品”や、“無農薬野菜”を販売するブースを出展するほか、2つのサテライト会場(そごうギャラリー、イトーヨーカドー幕張店)にて『アート作品展』を開催します。

“障害のある人もない人も、共に暮らし働く街”をテーマに様々な街並が現れる「障害者ワークフェア」にてパソナグループは、「アート」や「農業」を業務として活躍する、知的障害を持った社員が手掛けたオリジナルアート商品や、無農薬野菜などの農作物を販売。サテライト会場で開催する『アート作品展』では、知的障害をはじめとする様々な障害を持ったアーティストたちによる作品計30点を展示します。展示・販売を通じて、アビリンピックで活躍する選手たちに、障害を持った社員メンバーが“アート”でエールを贈ります。

※ 「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」とは
障害のある方が日頃、職場等で培った技能を互いに競い合う大会。障害者の職業能力の向上を図ると共に、障害者の職業能力に対する社会一般の理解と認識を深め、その雇用促進と地位向上を図る


概要

アート商品・無農薬野菜 販売
日時   2008年10月25日(土) 9:00~17:00
▲オリジナルアート商品
場所 幕張メッセ 展示ホール11
(海浜幕張駅 徒歩5分)
内容 特例子会社パソナハートフルの知的障害を持った社員が手掛けた「オリジナルアート商品」や「無農薬野菜」の販売
お問合せ パソナハートフル 千田
TEL 03-6734-1094
アート作品展
場所/期間   【 そごうギャラリ ー】
2008年9月30日(火)~10月6日(月)
【イトーヨーカドー幕張店】
2008年10月20日(月)~10月26日(日)

▲アーティスト社員の友永太 (知的障害)の制作風景
内容 知的障害をはじめとする様々な障害を持った社員が手掛けた作品 計30点
入場料 無料
お問合せ パソナハートフル 千田
TEL 03-6734-1094

実施背景

パソナグループでは1992年より社会貢献活動のひとつとして、障害者の芸術活動による能力開発、就労分野の拡大を目的とした『アート村プロジェクト』に取り組んでまいりました。プロジェクトでは“才能に障害はない”をコンセプトに、“アート”を通じて障害者の社会参加や自立を支援する様々な活動を行っています。 2003年には、障害者の更なる雇用創出に取り組むべく、特例子会社パソナハートフルを設立。
パソナハートフルでは現在、オフィス業務だけでなく、芸術活動を通じて様々な作品を制作する『アーティスト社員』という独自の障害者社員を採用しており、今回の作品展でもアーティスト社員が手がけた作品を展示します。
また「障害者ワークフェア」では、アーティスト社員の作品を配した“オリジナルート商品”を販売するほか、農業分野での障害者の自立支援を行う『ゆめファーム(千葉県八千代市)』で、知的障害を持つ社員メンバーが栽培した無農薬野菜なども販売します。

「アート制作」や「農業」など、様々な形で才能を発揮する社員メンバーの取り組みを通じて、一人でも多くの方々に“才能に障害はない”を実感していただければ幸いです。


作品を出展する『アーティスト社員』のご紹介


森田 守氏

森田 守
(知的障害/アーティスト社員)

幼稚園の時に「ぶどう」の描き方を教わったことで、絵が好きになり描き出す。
2007年には『アーティスト社員』としてパソナハートフルに入社。仕事として絵を描き続けられることに喜びを感じると共に、たくさんの人に見ていただき、喜んでもらえる作品づくりを目指す。

作品「万寿しゃげ」(ペン画)
作品「万寿しゃげ」(ペン画)

佐竹 未有希氏

佐竹 未有希
(知的障害/アーティスト社員)

13歳より本格的に絵を描きはじめる。2007年パソナハートフルに『アーティスト社員』として入社。事務業務に携わりながら、リクエストに合わせてイラストをデザインする“デザイナー”としての能力を発揮し、意欲的に創作活動に取り組む。

作品「飛び舞うトンボたち」(ガラス絵)
作品「飛び舞うトンボたち」(ガラス絵)

【ご参考】パソナの障害者雇用の取り組み

1989 「ハートフルセミナー」開始
障害者同士のネットワーク作りや能力発見の場を提供する様々なイベントや講座を開催
1992 アート村プロジェクト設立
“才能に障害はない”をコンセプトに、就職が困難な障害者の支援と障害者雇用を希望している企業の雇用問題の解決を目的とした『アート村』を設立。1993年より毎年開催してきた『アート村・夢のデザイン大賞』作品展には、これまで約1,400点もの作品が寄せられている
1993 7~11月 シリーズ勉強会「障害者雇用を学ぶ」開催
1994 「アート村六本木」オープン
アトリエやギャラリーを設置し、障害者アーティストの作品を展示
1999 7月 日本初の障害者の人材派遣をスタート
2001 3月~ 障害者のための派遣登録説明会開催
「紹介予定派遣」を障害者雇用に活用するためのセミナーやコンサルティングの実施
2003 4月 パソナ 特例子会社「パソナハートフル」設立
障害者の更なる雇用拡大を目指し、「株式会社パソナハートフル」を設立
2004 養護学校生徒のインターンシップ受入れ開始
パソナハートフルの『ジョブコーチ』が、企業就労に必要なビジネスマナーやビジネススキルの職能開発をサポート。これまで約130名の生徒を受け入れている
2006 7月 「アート村工房」を学校法人武蔵野東学園内(東京都三鷹市)に開設
アート商品の企画・制作・販売を通じて障害者の自立支援を行う『アート村工房』を開設
2006 9月 「ゆめファーム」開設
千葉県八千代市に、社会福祉法人 実のりの会「ビック・ハート」との共同事業で、農業での障害者の自立支援を行う『ゆめファーム』を開設

パソナは、就労を希望するあらゆる方々の能力や才能を発揮できる機会をつくり、雇用創造という大きなテーマに取り組む中で、障害者の雇用創出にも取り組んでまいりました。1992年には、『アート村プロジェクト』を設立、これまで100名以上のアート村アーティストを育成してまいりました。現在は、障害者アーティストの作品発表の場として、全国のパソナ拠点にて『アート村ギャラリー』を開設しています。
2003年には、障害者の更なる雇用創造に取り組むべく、特例子会社の株式会社パソナハートフルを設立。障害者が存分に能力を発揮できる職場環境の整備を推し進め、障害者と健常者が共に社会参加できる「共生」の場を様々な形で創り出しています。
2006年7月には、アート商品の企画・制作・販売を通じて自立支援を行う施設『アート村工房』を開設。さらに9月には千葉県八千代市に、農業分野における障害者の自立支援を行う『ゆめファーム』を開設しました。


▲ 『アート村工房』では、12名の「アーティスト社員」が制作活動に取り組んでいます

▲ 『ゆめファーム』ではメンバーが
完全無農薬で作物を育てています
 
報道関係の方からのお問い合わせ
株式会社パソナグループ 広報室
電話番号 03-6734-0215
WEBから問合せる