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コラム:Vol.5【子どもと作れる簡単&豪華なクリスマスメニュー】

まもなく楽しいクリスマスです!お子様と一緒に作った料理を食卓に並べ、思い出に残る日にしませんか?今号は、子どもと作れる華やかなクリスマスメニューをご紹介します。子どもが参加できる調理工程を詳しくお伝えしているので、無理せずできるところを取り入れて、楽しんでくださいね。

子どもと作れるクリスマスメニュー

今号は、「プルアパートブレッド」というパンメニューをご紹介します。クリスマスの食卓にふさわしい華やかな見た目で、パンと野菜を一緒に美味しく食べられます。パンも具材もアレンジがきくので、楽しいですよ!
本来は、みんなでパンをちぎりながら食べるものですが、感染症対策の観点から、各自で器に取り分けてから食べる方が安心です。今回は2~3人で取り分けやすい大きさのパンを使っていますが、オーブンが許す限りの大きなサイズのパンを使うと更に盛り上がります!

オリジナルレシピ『野菜とチーズのプルアパートブレッド』

野菜とチーズのプルアパートブレッド | レシピ

材料(2~3人分)

ソフトフランス(20×8cm) 1本
人参 1/4本
玉ねぎ 1/4個
紫玉ねぎ 1/4個
赤パプリカ 1/4個
ベーコン 40g
ピザ用チーズ 40g
溶かしバター 10g
にんにく(みじん切り) 1/4片

作り方

  1. オーブンは200℃に予熱する。
  2. 溶かしバターとにんにく(みじん切り)はあわせておく。
  3. にんじんは8㎜角の拍子切り、玉ねぎ、紫玉ねぎは1㎝幅、ベーコンは2㎝幅に切る。赤パプリカは長さを半分にして1㎝幅に切る。
  4. 鍋に湯を沸かして、にんじんを入れ、2分後に他の野菜を加えて1分たったらザルにあげる。
  5. ソフトフランスに2.5㎝間隔の格子状になるように切り込みを入れる。
  6. ⑤の切り込みに④とベーコンを差し込み、②とピザ用チーズをかける。オーブンで13~15分程度焼く。
  7. ※写真は、チーズ入りのソフトフランスを使用しています。

ベーコンをソーセージに代えたり、アスパラガスを加えたり、具材はお好みでアレンジできます。バターやにんにく、チーズで香り豊かに仕上がるので、野菜の独特の匂いが気になるお子様も美味しく食べられます。にんにくの香りが強すぎると子どもは喜ばないので、軽く風味をつける程度にするのがいいです。

子どもが参加しやすいお料理の工程

子どもと作れるレシピは数多く存在するのですが、「レシピを見ても子どもがどの工程に参加できるかわからない」、という声を頂くことがあります。そこで今回は、子どもが取り組みやすい工程をご紹介します。
但し、子どもの集中力が続かない場合があるので、全て子どもと作業しようと思わず、様子を見ながらポイントをしぼって楽しく取り組んでください。今回のメニューの場合は、下記の「③パンに具材を差し込む」だけでも大きな達成感を味わえます。
また、作業中はお子様を沢山ほめてあげましょう!子どもの自信になると共に、更なる食への興味が引き出されます。

①材料を切る

まずはパンに差し込む具材を切りましょう。人参は大人が8㎜厚さに切るところまですませてから子どもに渡すなど、子どもがスムーズに作業できる状態まで大人が進めます。ベーコンは包丁初心者にも切りやすいですが、何枚か重ねて厚くした方が切りやすいです。子どもが包丁を使う際は、前号の「子ども料理どこまでできる?~包丁編~」も参考になさってください。

②パンに切り込みを入れる

パンを格子状に切る作業は子どもには難易度が高く、小学校高学年以上向きです。ですが、挑戦したい気持ちがお子様にあれば、是非その気持ちを汲んであげたいですね!斜めに平行に切っていく工程が、子どもには難しいということを頭に入れておきましょう。包丁を入れるたびに包丁の角度を確認すると、きれいな格子状に切れます。

この作業は幼児でも楽しく取り組むことができます。なるべく同じ具材が隣り合わないように声掛けしてみて下さい。手と頭のいい運動になります。
また、料理の時間は大人の声掛け次第で楽しい勉強の時間になります。野菜を差し込みながら“one, two, three…”と英語でカウントしていくと、子どもが知らない大きな数字まで英語で知ることができるかもしれません。作業が単純な時ほど、大人は楽しく、そして学びが多くなるように心掛けると有意義な時間になります。

③パンにチーズをのせる

チーズを全体にまんべんなくトッピングします。どこを食べても美味しいように、食べた時のことを想像しながら作業してもらいましょう。オーブンに入れる前の様子を見ることで、オーブンからでてきた完成品の美味しそうな様子を見た時の感動も増します。



料理は子どもの五感を刺激します。子どもの観察力や、学ぶ力に驚かされることが多々あります。また、子どもは自分で料理をしたものに愛着を持ち、普段食べられないものも、食べられることがあります。料理をすることは、好き嫌いを克服するための手段にもなるのです。
そして大人は、料理を通して子どもの成長を感じることができます。親子にとって料理は学びとなり、お互いの愛情を感じる幸せな時間となってくれると信じています。皆様素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ!

料理家・キッズ食育トレーナー : 玉田悦子さん

キッズ食育トレーナー。1981年生まれ、千葉県出身、3児の母。
食品メーカーにて開発及びマーケティングに携わった後、料理家として独立。
子どもに様々な食材と触れ合って欲しいという思いから食育活動を始め、2016年に3才~小学生を対象とした食育スクール「青空キッチン市川」を開講(現在月18レッスン開講中)。
その他、コラム執筆やセミナー、フォトスタイリストとしてレシピ開発及び料理撮影等を行っている。
モットーは「食卓を囲む全員にとって食事の時間がもっと楽しいものになりますように!」。食事を作る人も食べる人も幸せであるようなレシピの開発に尽力している。

『プロフェリエ』の玉田悦子さんのページはこちら

※玉田悦子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。

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