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ライフ 2017.10.27 酪農人材の育成による地方創生を目指す!『大手町牧場』に行ってみた

文:INITIATIVE編集部

今年8月、東京・大手町のパソナグループJOB HUB SQUARE 13階に、パソナグループで地方創生事業を手掛ける株式会社丹後王国が運営する『大手町牧場』が誕生しました。牛、ヤギ、ミニブタ、アルパカなど様々な種類の動物が60匹ほど飼養され、見学を希望される方は受付を経てご入場が可能です。『大手町牧場』は酪農や観光牧場分野での人材育成を目的としており、9月には研修カリキュラム「大手町牧場学校」もスタート。酪農分野での新規就農を目指す方や酪農経営に携わりたい方、経営発展を志す酪農者の方などに向けて、身近な「食」を通じて酪農について学ぶ講座や、新規就農・酪農経営を学ぶ講座などを行っています。今回は大手町牧場の機能や役割、飼育責任者 峯田遥香さんのインタビューをご紹介します。

●大手町牧場HP http://www.pasonagroup.co.jp/otemachi_bokujo/

13階でエレベーターを降りると


エレベーターホールに出ると、大手町牧場の大きな看板が目に入ります。「Produced by 丹後王国『食のみやこ』」とある通り、牧場の運営を手掛けるのは、京都府京丹後市で西日本最大級の道の駅を運営する株式会社丹後王国。34ヘクタールの広さを誇る道の駅の敷地内には観光牧場があり、長年動物を飼養してきた経験を大手町牧場で活かしています。

●丹後王国「食のみやこ」HP https://tango-kingdom.com/



その先に進むと、大きな馬のオブジェがひと際目を引く「大手町牧場カフェ」。グループ社員の打ち合わせや来客対応などに利用されています。コーヒーなどのドリンクが販売されており、中でもソフトクリームは一番の人気メニューです!


 
カフェスペースでは食育講座の一環で、京丹後の提携牧場で作られた美味しい牛乳を使った「アイスクリーム作り体験」なども開催。特に夏休み期間中はご家族連れで連日満員となり、参加した子どもたちは自分で作ったアイスクリームに自然と笑顔がこぼれていました。

いよいよ牧場の中へ


カフェの横からガラス扉を抜けて、いよいよ大手町牧場へ。扉を開けると、中には広々としたスペースが広がっており、動物たちが元気に過ごしています。



動物たちは飼育員とも大の仲良し。ミニブタやヤギはいつも飼育員の後を追いかけています。壁には酪農や乳製品に関するクイズが張ってあり、子どもから大人まで学べる食育コンテンツが用意されています。



さらに奥に進むと、烏骨鶏やフラミンゴ、フクロウなどの鳥類が。
食べるものによって羽の色が変わる(エビなど赤い食材を食べると羽がピンクになる)フラミンゴなどの様子を見て、食べ物が身体に与える影響について学ぶこともできます。



このように、大手町牧場では様々な種類の動物たちが楽しく生活をしています。その動物たちに毎日、たくさんの愛情を持って接しているのが飼育員の皆さん。飼育員の責任者である峯田遥香さんに、日々の苦労話や嬉しかったエピソードを聞きました。

飼育責任者 峯田遥香さんインタビュー




――どうして大手町牧場の飼育員となったのですか?

もともと小さい頃から動物、特に鳥が大好きで。鳥を見るたびに嬉しくて遊んでいるような子どもでした。高校生のときに就職を考えた際、大好きな動物と関わりながら、誇りを持って働ける仕事がしたいと思い、動物園の飼育員になろうと東京動物専門学校に入学しました。

卒業間際、副学長から「大手町牧場」での仕事を紹介いただき、新しい取り組みに挑戦することが非常に面白そうだと思ったため、丹後王国に入社しました。

――専門学校ではどのようなことを学ぶのですか?

草食獣・肉食獣、鳥類、爬虫類、魚類など、ありとあらゆる動物の飼育方法を学びます。動物園の飼育員を目指す学生が多く、卒業時には学校独自の専門資格が与えられるほか、在学中に希望に応じて、ボイラー技師や乙4(危険物取扱者 乙種4類)、水族館を志望する人は潜水士などの資格を取ります。

そして同時に、動物の命を預かるという責任感も学びました。自分たちの清掃の方法が少し違うだけで、数時間で動物の体調が変わることもあります。

――動物を扱う専門教育を受けてきたということですね。

はい。大手町牧場は東京都から家畜飼養許可を得ており、現在、私がその責任者となっています。責任者となるには、動物関係の仕事での2年以上の実務経験や、関連する専門学校を卒業していることが条件です。

動物に関わる仕事は、単に「動物が大好き」「動物が可愛い」という気持ちだけでは務まりません。動物たちは生まれてから死ぬまで、1年365日、欠かすことなく毎日世話をする必要があります。また、病気になった動物たちのケアや、肉食動物への給餌など、生命の尊さともきちんと向き合う覚悟と使命感が求められる仕事です。
来場した子どもたちにも動物と触れ合うなかで、私たちが毎日の食生活を通じて、動物や植物の生命をいただきながら生きているということも伝えていきたいです。



――大手町牧場のオープン時は大変でしたか?

オープンの約1ヶ月前、7月7日に動物を搬入したのですが、室内での飼育に慣れるまでが大変でした。飼育に使う機材の配置や日々の作業手順もイチから考えましたし、動物の種類が多いので餌の配合を覚えるだけでも大変でした。また、新しい施設をどうしたら綺麗な状態に保てるかなど、頭を使うことが多かったです。
何よりも気にかけたのは、動物たちの健康です。飼育メンバーの間で常に情報共有をしながら体調管理に務めているほか、獣医の方に定期的に診ていただく体制を整えています。

また、オープン後は、動物との接し方をご存知でないお客様に対して、どうやって説明すれば興味を持ってもらえるか、安全にご見学いただくためにはどうしたら良いのかなども試行錯誤しました。最初は「手や服を噛みます」という張り紙もなくて。動物は手を噛むこともあるという、私たちにとっては当たり前のことも、きちんと伝える必要があるのだと気付きました。

安全面では、特にウシが怖いですね。発情期は低い柵なら平気で飛び越えるくらい気性が荒くなりますし、通常時でも足を踏まれたりすれば骨折しかねません。また、私たちは免疫ができているので大丈夫ですが、動物は色々な雑菌を持っていることもあるので、特に子どもたちの接し方には注意を払っています。

――今後の意気込みを聞かせてください

やはり、お客様にもっと牧場を楽しんでもらい、酪農や農業に興味を持ってもらえるようにいろいろと工夫をしていきたいです。今はできていませんが、イベント以外でも常時えさやり体験ができるようにしたり、柵の中に入って動物と触れ合えるようにしたりできたらいいなと思っています。

特に子どもたちは、動物を見ただけで目をキラキラさせてくれます。その表情を見ているだけでこちらも笑顔になりますし、酪農や農業の世界に少しでも興味を持ってくれたのかなと嬉しくなります。
酪農をはじめとする動物と関わる仕事は大変な面もたくさんありますが、とてもやりがいのある仕事です。牧場を訪れた子どもたちが将来酪農の世界に飛び込んでくれたら嬉しいなと思います。

【「大手町牧場」のご見学、講座受講はHPから】
http://www.pasonagroup.co.jp/otemachi_bokujo/

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