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音楽、文化芸術で共に創る文化社会を目指して
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2025.09.10
音楽、文化芸術で共に創る文化社会を目指して
現在、パソナグループが兵庫県淡路島で展開する「パソナ音楽島プロジェクト」の責任者として活躍する室井悠李さんは、数々の受賞歴のあるピアニストです。音楽大学を卒業した2017年、仕事と音楽を両立してダブルキャリアで働く「パソナミュージックメイト」(当時)の事業に魅力を感じて入社しました。これまでのキャリアと、エンターテインメント事業部 音楽島チーム長としての現在のお仕事について伺いました。
演奏しながら仕事ができる、最適な環境
―パソナグループへの入社動機を教えていただけますか
当時パソナミュージックメイト事業が掲げていた、仕事と芸術活動を「ALL or NOTHING」 で選択するのではなく、夢や目標に向かいビジネスと音楽活動を両立、継続することができる社会の実現を目指す、というビジョンにとても共感し、入社しました。音楽や文化芸術で社会貢献したいという思いがあり、これまで学んできた音楽の学びを社会という舞台で活かせるかもしれないと感じたからです。
当時私の周りは、音楽留学や進学、教育関係など、音楽に関わる道に進む方が多く、私自身も音楽に携わりながら安定したキャリアを築いていきたいという思いがありました。
大学3年生の頃から就職活動をしていたのですが、通っていた音大では一般企業に就職するという風潮があまりなく、学校の化粧室でリクルートスーツに着替え、他の人に見られないように隠れて就活をしていました(笑)。というのも、当時は今のような多様な働き方が浸透する前で、周りは音楽家としてのキャリアを目指し、歩んでいる人が多く、どこかで「就活=音楽を諦めた人」と思われるのが怖かったのかもしれません。
そういた固定概念に捉われない働き方を提示していたのが、パソナミュージックメイト事業でした。演奏活動を続けるか就職するか、という「ALL or NOTHING」の選択ではなく、両立することによってどちらも継続できるというダブルキャリアの働き方に、その時はじめて出会いました。
説明会を聞きに東京のオフィスに立ち寄った際も、社員の方がピアノの生演奏で温かく出迎えてくださり、周りには色とりどりの絵画や緑が広がり、その空間を楽しまれているお客様や社員の方が集われ、今まで味わったことのない世界に飛び込んだ感覚でした。ビジネスの場においても身近に文化に触れる環境があり、音楽がその場に溶け込み、共創社会を構築しているのを肌で感じた瞬間でした。
―
入社して、いかがでしたか
最近はエンターテインメント事業部での業務を担当していることもあり、日々様々な文化芸術に触れ、多くの文化創造に関わっています。
パソナグループが手掛ける文化芸術事業は本当に幅広く、会社が掲げる3つの事業分野の中にも「文化創造」とあるように、淡路島での文化芸術を通じた地方創生事業から、社員・エキスパートスタッフ・クライアント等で構成される夢オーケストラ、また「才能に障害はない」をテーマに障害のあるアーティストたちが活躍できる環境づくり(アート村アーティスト社員)や文化施設の受託運営等、一言では表しきれないほど毎日様々なアートに触れ、心の豊かさを育む環境がたくさんあります。
そういった環境の中で音楽以外の芸術にも触れることにより、アート・シンキングで物事を考えてみたり、ビジネスと演奏活動の両方で以前よりクリエイティブな思考を持てるようになってきました。今では音楽以外の文化や芸術が日常生活に根付いており、日々沢山の刺激をもらっています。
また、入社当時より役員秘書業務をはじめ、社内文化事業の推進、淡路島での音楽プロジェクトの立ち上げ、マネジメント(パソナ音楽島プロジェクト)、新入社員ビジネスマナー研修、会社の取り組みを幅広く社内外に発信するアンカーマン等、様々な業務に携わらせていただいております。入社する前はまさかこのような幅広い事業に携われるなんて思ってもいなかったですし、多くのことにチャレンジできる環境に心から感謝しています。
音楽を通じた地方創生事業がスタート
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「音楽島プロジェクト」について教えてください
はい!2020年、ちょうどコロナ禍の時期にスタートしたのが「パソナ音楽島プロジェクト」です。当時は新型コロナウイルス感染症の拡大により、コンサートや舞台公演が次々と中止になり、演奏活動等も制限され、多くの音楽家の方が十分な音楽活動ができない状況がありました。そこで感染拡大が広がっていた都市部を避け、淡路島で安心して働きながら音楽
活動に取り組める環境を創り、音楽家の新たな働き方・生き方をスタートさせたのがパソナ
音楽島プロジェクトのはじまりです。
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具体的にはどの様な活動をしているのですか
「パソナ音楽島プロジェクト」は、淡路島を拠点に音楽を通じた地方創生事業を目指し、全国から集まった音楽家が音楽活動と仕事のハイブリッドキャリアを実践しています。音楽家としての演奏業務の他に、地方創生事業といった各施設でのサービス業務、公演の企画から制作、運営、広報、営業、採用労務等をそれぞれがハイブリッドで担っています。
個々の演奏家としての強みや個性を活かしながら、音楽、ビジネスにおいてお互いに協奏、協働し合うことで、沢山の化学反応が生まれていると感じます。最近では、アーティスト一人ひとりが自分らしく輝けるよう、研修やレッスン・セミナー等、学ぶ環境も積極的に創っています。
また淡路島には、国指定重要無形民俗文化財となっている淡路人形座や、日本三大神楽といわれる国生み神話をもとに歌舞で綴る神楽など、古くから伝わる歴史や文化があります。 地域の方々と連携させていただく機会も多く、淡路の歴史や文化、作品の背景を学び、和洋楽器でコラボレーションをする等、既成の概念にとらわれない文化伝承を目指しています。
その他にも島内の小学校を周り学校公演活動を行う等、音楽文化を通じた地域の活性化にも挑戦しています。
仲間とともにゼロから作る事業
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音楽島には今どのぐらいのメンバーがいるのですか
パソナ音楽島プロジェクトは立ち上げ当初は数名でしたが、2025年現在は60名が在籍しており、楽器も国籍も多様化しています!
その他にもダンサーや俳優が活躍する地方創生エンターテイナー、淡路島を拠点に活動する若者で構成された太鼓集団「鼓淡(こたん)」、世界各国より集結したトップアーティスト、パフォーマーで結成される「Awaji Art Circus」、若手声楽家が集まり、淡路島を中心に活動しているオペラ団体「AWAJI OPERA COMPANY」、バレエを通じて平和を願う、ウクライナバレエダンサーが活動する「Pasona Awaji World Ballet」、また公演舞台を支える専門スキルを持った制作クリエイティブ、テクニカルスタッフを合わせると総勢150人にも及ぶ大きな組織で動いています。 “淡路島を芸術の島に“を目指し、個々の強みや個性を活かしながら、淡路島でしか見れない感動と驚きを創っています。今年は大阪・関西万博もあり淡路島内だけでなく島外でも積極的に活動の幅を広げています。
地域の人たちと一緒に作り上げるプログラム
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パソナグループ以外でも音楽の仕事をしているのですか
社外でも定期的に演奏活動や演奏指導を行っています。ピアノソロをはじめ、ピアノデュオや器楽伴奏等、共に音楽を創り上げる室内楽も大好きで、各編成でのコンサートやイベント企画も積極的に行っています。もともと「地域と音楽文化を繋げるプログラム」にとても興味があり、文化をどう地域に根差すかという視点で、学生の時からアウトリーチ活動、コミュニティプログラムを積極的に行っていました。生演奏が身近にある方からそうでない方にも響くよう、その都度一期一会の時間を大切にプログラムを組んでいます。年齢や対象も様々で、0歳から大人の方等、聴き手と共に創る、共創・共奏プログラムを意識し取り組んでいます。
音楽や文化芸術は人の心を動かし、目には見えないエネルギーがあります。今後も音の輪で広がるような活動を目指したいですし、いちアーティストとして強い想いを持って発信し続けていきたいです。
一人ひとりが活躍できる環境を整える
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そうした地域での活動と、パソナグループの仕事は相乗効果がありそうですね
音楽は、ひとつの作品であっても提示の仕方は無限にあり、届ける場所によってアプローチや表現の仕方が異なります。パソナ音楽島プロジェクトでは、多角的な視点を持ちそういったことを実践しながら学べる環境でもあります。それらの事業に、いちアーティストとして関われるのは大きいですね。
淡路島ではボーダーレスに音楽と太鼓、そこにバレエ、オペラ、エンターテイナーが集い、誰も予想がつかないような、斬新で新しいアイディアが生まれる場所でもあります。その中でエンターテインメント事業部として、常にクリエイティブな視点を持ち、感動を届け、アーティスト一人ひとりにスポットが当たるような環境づくりをしていきたいです。
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音楽家を目指す方たちにメッセージをお願いします
年々働き方が多様化しているなかで、音楽家も自分自身でキャリアを描いていく方が増えています。一人ひとりが柔軟な働き方を選択できるようになった今、パソナ音楽島プロジェクトのように、音楽家もハイブリッドに働き活躍できる環境があるというのを沢山の方に知っていただきたいです。自身の強みや個性を伸ばしながらそれぞれが複線的にキャリアを描き、様々な選択肢を持つことはとても大切だと感じます。
音楽家一人ひとりが生き生きと輝ける環境づくりを行い、私自身演奏家として、また文化事業に関わる者として音楽、文化芸術で共に創る心豊かな社会を目指していきたいです。
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