8月20日に、パソナグループの第18期有価証券報告書が提出されました。今回のSONAERUでは、有価証券報告書の内容を元に、「2030年カーボンニュートラル達成」を目指す、パソナグループのサステナビリティに関する考え方や取り組みについて、分かりやすく解説します!
企業理念とサステナビリティ
パソナグループは、「社会の問題点を解決する」という企業理念のもと、サステナブルな社会の実現に向けて、様々な活動に取り組むとともに、グループの持続的な成長に向けてサステナビリティ経営を推進しています。
また、世界レベルでの地球温暖化や異常気象が深刻化する中、ソーシャルソリューションカンパニーとして、社会から信頼されるロングセラーカンパニーであり続けるために、2021年には「パソナグループ環境イノベーション戦略」を策定し、「環境マネジメント推進委員会」で、気候変動シナリオの分析及び気候変動によるリスクと機会の事業インパクトの明確化を実施、また2023年には「環境経営戦略会議」を発足し、環境経営及び気候変動対応における戦略・方針・目標を策定しています。
持続可能な地球環境のために
①CO2削減への具体的取り組み
・省エネ活動の推進
社有車の電気自動車・ハイブリッド自動車への切り替えや、ペーパーレス化を進めています。
・再生可能エネルギーの利用
兵庫県淡路島のオフィスやレストランなど32施設で、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。
・食品残渣の堆肥化
淡路島の9施設から飲食廃棄物を回収し、大型コンポスターで月間約500kgの堆肥を生成。廃棄物の排出削減に取り組みながら、焼却処分によるCO2排出量を削減する循環型の資源利用を行っています。

▲導入した大型コンポスター

▲生ごみをコンポスターで土と混ぜ分解している様子
②環境保全や環境教育の取り組み
・勉強会の実施
社内外の専門家を招き、環境について学ぶ勉強会を多数開催し、全国で約3,300名が参加しました。
・清掃活動・里山保全活動
地域で清掃活動や植樹・育樹を通じた里山保全活動のほか、アースデー(4月)とWorld Clean Up Day(9月)に合わせて環境美化活動等を推進し、地域ごとに活動を行っています。

▲2025年アースデー実施の様子

▲2024年World Clean Up Day実施の様子
・環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001:2015」認証を取得
2024年4月にパソナの本社オフィス(新丸ビルオフィス)で認証を取得。自主的な環境保全への取り組みを促進しています。

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環境経営支援
パソナグループでは、気候変動に伴うリスク等の情報開示やCO2排出量の削減など、GX
を目指す企業・自治体等に対して、各種コンサルティングやBPOなど、環境経営を支援する多様なサービスを展開しています。
・パソナサステナビリティ
CO2排出量の可視化などに係るBPOサービス、脱炭素経営に向けた環境経営支援サービスを提供。サステナビリティ人材を育成する研修プログラムの提供など、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の推進を支援します。
・パソナJOB HUB
各領域に精通したプロフェッショナルな人材が、サステナブルな経営を推進するためのSDGs・ESG経営戦略策定、サーキュラーエコノミー事業戦略立案、TCFDコンサルティング、循環型サプライチェーン/ビジネスモデル構築などを支援します。
・パソナ日本総務部
環境負荷を低減する「省エネコンサルティングサービス」を提供し、施設管理の専門知識を活かして、CO2排出量の見える化から脱炭素に向けた取り組みまでトータルにサポートします。
・パソナ農援隊
企業・団体・学校法人に向けて、食の安全や自然環境など「SDGs」について学べる研修プログラムを淡路島で開講しています。
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「想定外」が当たり前になりつつある今、最も重要なのは、私たち一人ひとりが「備える力」を高めることです。
台風は毎年訪れる自然現象ですが、その影響を最小限に抑えるための準備は、日頃の心がけ次第です。是非この機会に、防災を見直してみてはいかがでしょうか。
パソナグループは、全社一丸となって省エネ・脱炭素・自然循環・環境教育に取り組み、持続可能な経営と社会づくりを目指しています。これらの活動は社員一人ひとりの意識と行動から始まります。今後も、よりよい未来へ向けて全員でサステナブルな取り組みを進めていきましょう!
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