パソナグループでは昨年度、全役職員が各エリアにおける環境の取り組み、自社および地域、他社事例について理解を深めると共に、ひとり一人の行動変容に繋げることを目的に、「北海道・東北」「北信越」「関東」「東海」「関西」「淡路島」「中四国」「九州」の全国8エリアで、『エリア別環境勉強会2025』を実施しました。
全国で約3,200名の役職員が参加し、各地域ならではの環境課題や取り組み事例、外部講師による講演、今後実施したい活動のディスカッションなどを通じて、環境について学びを深める機会となりました。
今回はその中から、特色ある取り組みを展開した東海エリアと九州エリアに注目。それぞれのエリアリーダーに、地域ならでは活動や勉強会の企画背景についてインタビューしました。
学びを行動へ、そして企業文化へ
エリア別環境勉強会を統括する、パソナグループ 環境マネジメント推進委員会 環境教育チーム リーダーのパソナ 太田 実 専務執行役員に、勉強会に込めた思いや、今後の展望についてお話を伺いました。

▲パソナ 太田実 専務執行役員
環境問題は、会社だけが取り組むものではなく、私たち役職員一人ひとりが主体的に向き合うべきテーマです。
『エリア別環境勉強会』では、各地域ならではの取り組みや課題を共有しながら、環境について考える機会を創出してきました。重要なのは、学んで終わることではなく、その学びを日々の行動へと移していくことです。
私たちは、環境への取り組みを一度学んで終わりにするのではなく、「学び」「共有」「実践」「振り返り」の環境教育サイクルを繰り返しながら、一人ひとりの行動変容につなげていくことを目指しています。『エリア別環境勉強会』は、その重要なステップのひとつです。
また、環境への取り組みを一部の担当者だけの活動ではなく、全役職員が主体的に関わる活動として広げていきたいと考えています。その積み重ねが、パソナグループの環境を大切にする企業文化につながると期待しています。
今後は、学びをさらに深める機会として「Ecoテスト」も予定しています。勉強会で得た知識や気づきを次の行動につなげながら、環境への理解をより一層深めていただければと思います。
東海エリア~地元企業との連携で環境活動の輪を拡大~

▲東海エリアリーダー パソナ 名田研吾 部長
―昨年度、東海エリアではどのような環境活動をされたのですか。
東海エリアでは、企業と連携した環境活動に力を入れています。東海エリアは自動車産業をはじめとしたものづくり企業が集積する地域で、環境問題への意識が高い企業も多くあります。そうした地域特性を活かしながら、取引先企業や地域のパートナー企業と協力して清掃活動や環境保全活動を進めています。

▲WORLD CLEANUP DAY(アルペン様と共に)

▲プチプチ回収プロジェクト(川上産業様と共に)
―特に印象に残っている取り組みはありますか。
LIXIL様との清掃活動です。この活動は約4年前から実施しており、当時LIXIL様の業務に携わるプロ社員が、淡路島での研修でパソナグループの環境・社会貢献活動に触れたことをきっかけに、「自分たちでも何かできないか」と企画したことから始まりました。
現在も毎月継続して実施しており、当初はパソナ社員やパソナのエキスパートスタッフを中心に行っていましたが、今ではLIXIL社員の皆さまにもご参加いただくなど、活動の輪が広がっています。

▲LIXIL様との清掃活動
―東海エリア環境勉強会ではどのようなテーマや学びを共有されたのでしょうか。
東海エリアの今年の『環境勉強会』では、「生物多様性」(生態系・種・遺伝子の多様性)をテーマに取り上げました。環境活動を積極的に実践されているサンゲツ様にご登壇いただき、生物多様性について講演いただくと共に、企業としての取り組みや考え方について学びました。
パソナとサンゲツは、ともに「
なごやネイチャーポジティブパートナー」の認証を受けており、田んぼ活動などの環境活動を通じて交流を深めてきました。そうしたつながりから、今回の勉強会への登壇が実現しました。

▲『環境勉強会』の様子

▲サンゲツ様との田んぼ活動/稲刈り
―今後、東海エリアで力を入れていきたい取り組みを教えてください。
企業や地域団体との連携をさらに深めながら、環境活動や社会貢献活動の輪を広げていきたいです。
また、環境だけに関わらず社会貢献活動として、児童養護施設へ図書を寄贈する「パソナ文庫プロジェクト」にも力を入れていきたいと考えています。
地域や子どもたちへの支援にも活動の輪を広げながら、東海エリアならではの社会貢献活動を推進していきます。
九州エリア~学びから始まる環境への取り組み~

▲九州エリアリーダー(当時)パソナ 乙藤拓馬 部長
―昨年度、九州エリアではどのような環境活動をされたのですか。
昨年8月、熊本では豪雨災害が発生し、九州エリアの社員も災害ボランティア活動に参加しました。被災地の復旧支援を通じて、自然災害が私たちの暮らしや地域社会に与える影響を改めて実感しました。九州は台風や豪雨など自然災害の影響を受ける機会が多い地域でもありますので、環境問題について平時から学び、考えることも重要だと考えています。
さらに、毎年恒例となっている阿蘇地域での自然保全活動にも取り組んでおり、地域の皆さまと連携しながら環境保全と地域貢献の両立を目指しています。

▲熊本災害復興ボランティア

▲阿蘇草集めボランティア
―九州エリア環境勉強会ではどのようなテーマや学びを共有されたのでしょうか。
九州環境管理協会を通じて環境カウンセラーの方を講師に招き、気候変動や地球温暖化、私たち一人ひとりが日常の中でできる取り組みなどについて学ぶ勉強会を実施しました。講師からは、気候変動の影響に備える「適応」と、温室効果ガスの排出を抑える「緩和」の考え方についてもご説明いただき、環境問題を身近な課題として捉えるきっかけとなりました。

▲『環境勉強会』の様子
―皆さんへメッセージをお願いします。
地球温暖化は、一人の力だけで解決できる問題ではありません。しかし、節電や省エネなど、日々の生活の中でできることはたくさんあります。一人ひとりの意識や行動の積み重ねが未来につながると思いますので、まずは環境問題に関心を持ち、身近なことから取り組んでいただければと思います。
『エリア別環境勉強会』参加者の声を一部ご紹介
【関東エリア】
製造業等ではない当社が千代田区から表彰されたことに大変誇りに感じると共に、ISOも努力の結果を評価されていると改めて気付きました。
【関西エリア】
自分の意識次第で今すぐに行動を変えられる部分が多いと改めて気づきましたので、今日からさらに積極的に取り組んでいこうと思いました。
【淡路島エリア】
環境教育サイクルで全社員が環境意識を高め、地域の自然と食を大切にした循環型農業を実践している点が印象的でした。
【中四国エリア】
デジタルデトックス(メール削除等)が環境にもつながる事を改めて感じました。自身のメールも意識して削除して行きたいと思います。
【九州エリア】
昨今の豪雨被害の増加について背景が理解できました。特に熊本は被害が大きく、常に自分事として備える必要性があるため、勉強になりました。
環境への取り組みは、部署やエリアによって活動内容こそ異なりますが、その根底には「より良い未来をつくりたい」という共通の想いがあります。パソナグループは、今後も全社一丸となって省エネ・脱炭素・自然循環・環境教育に取り組み、持続可能な経営と社会づくりを目指してまいります。