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環境だより「SONAERU」

“アースデイウイーク”がスタート 私たちの地球環境の未来を考えよう

毎年4月22日は、地球のことを考え行動する「アースデイ」!パソナグループではこれまでアースデイを含む4月を中心に、国内外で環境保全活動に取り組んできました。

そして今年も4月22日(金)から5月4日(水)までの約2週間を『アースデイウイーク』に設定。国内外約60地域にてグループ各社の社員やエキスパートスタッフの方々、クライアントや地域の方々と共に、環境美化・環境保全活動を実施しています。

「そもそも、アースデイって何?」「一体、何をする日なの?」「パソナグループではどんな活動を行っているの?」という方々のために、アースデイとパソナグループの取り組みについてご紹介します。

「アースデイ」とは、一体どんな日?

「アースデイ」について、パソナグループ 環境委員会の村上いずみさん(パソナグループコーポレートガバナンス企画室長)に解説していただきました♪

アースデイの始まりは、1970年まで遡ります。アメリカの議員のひとりが「環境の日」の制定を訴えかけたことをきっかけに、ある学生が「『母の日』や『父の日』があるのに『地球の日』がないのはおかしい!」と呼びかけたことで、4月22日を地球環境について考える「地球の日」が制定されたと言われています。

実は当時の時代背景として、環境への関心が高まる契機となった一つの出来事がありました。1968年12月24日、アポロ8号の宇宙飛行士が月から昇る地球の姿を撮影した一枚の写真です。地球が青くて美しい姿をしていることを、私たち人類が初めて知った瞬間でした。これ以降、地球全体を「ひとつの生命圏」と捉えて保全していこうという、新しい環境運動が始まったと言われています。

実は、東京・銀座で歩行者天国が始まったのも、このアースデイがきっかけと言われています。高度成長期の1970年当時、自動車の急増による大気汚染などの環境問題への意識の高まりを背景に、最初は地球環境を守るため、また急増していた自動車事故を減らすために車優先から歩行者中心への転換を求める運動だったそうです。その後、1990年に日本で初めてアースデイを明確に打ち出した活動が実施されました。

アースデイでは、何をするの?

アースデイは、「地球の日」とも言われています。活動のテーマは、地球にまつわること。ある人は自然を感じるために山に登り、ある人は地産地消の野菜で夕食を彩ったり、ある人は歩いたり自転車に乗って自動車を使わない、など―。それぞれが、できることをするという自由で多様なスタイルもアースデイの特徴です。

今年のパソナグループの『アースデイウイーク』では、国内外の約60地域にて環境美化・環境保全活動を実施。パソナグループの東京・大手町オフィスでは、パソナグループの特例子会社であるパソナハートフルの知的障害のあるアーティスト社員たちが環境保全をテーマに描いた作品を展示しています。

(左)岩本 悠介「胡瓜」 (右)早田 龍輝「北極」

◆『アート村絵画展 ~地球の命みんな描くんだ~』概要
期間:2022年4月22日(金)~ 5月20日(金)
内容:知的障害のあるアーティスト社員たちが、環境保全をテーマに描いた美しい緑や動物たちの作品を展示
場所:パソナグループJOB HUB SQUARE 1階(東京都千代田区大手町2-6-2)

「参加して〇〇だった!」 アースデイ参加者の“気づき”と“変化”

パソナグループは2005年に「社会貢献室」を設置し、世界各国・各地域のリーダーとして選抜された社員メンバーで構成される「社会貢献委員会」を中心に、SDGsに基づく重点テーマを掲げて、国内外で年間約400件の社会貢献活動を行っています。

過去のアースデイに関する活動に参加した社員は、その後、どのような気づきや変化があったのでしょうか?昨年の活動の参加者の声をご紹介します!


<パソナ・札幌 松浦 愛実(社会貢献委員)>

昨年はコロナ禍で、これまでのような活動がしづらい時期でしたが、「同じ“場所“に集まって活動するだけでなく、同じ”時期“に取り組もう」「家族で環境を考えるキッカケを作ろう」と考え、同じ時期に家族で身近な場所を清掃する活動を行いました。

その結果、社員やスタッフの方のお子さんも参加しやすくなり、家族で公園の清掃をしたり、犬の散歩をしながら家の近くの道の清掃をしたりと、思い思いの場所で気軽に取り組むことができました。身近な場所での活動を通じて、環境問題をより自分事として捉えることができ、美しい自然環境を守りたいという意識醸成にも繋がり、その後もプライベートで散歩のついでにゴミを拾うなど継続した活動になっています。

▲昨年は、多くのメンバーがお子さんと共にアースデイの活動に参加してくれました。


<パソナ 北信越営業部長 小出 直也(エリアリーダー)>

昨年のアースデイではビル周辺の清掃活動を実施し、普段何気なく出勤時に通る道に沢山のゴミがあることに驚きました。活動を機に環境保全活動とSDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」に興味を持ち、その後も新潟支店メンバーが参加する地域団体主催の海岸清掃活動にメンバーと毎月参加するようになりました。

その団体の方との会話から、「海洋プラゴミのアップサイクル×障がい者就労支援」を行う金沢の会社と繋がりが生まれて、今ではメンバーと一緒にこちらの活動にも参加しています。ゴミ拾いから輪が広がり、同じ志を持つ仲間と出会えたことに喜びを感じています。これからも小さな力の結集が、環境保全の課題解決に繋がることを願っています。

▲(左)新潟の社団法人が主催する海岸清掃活動に支店メンバーと参加(前列中央が小出部長)。
(右)海岸清掃活動で集めた海洋プラスチックゴミをアップサイクルする団体に寄付。障がいのある方々の手でアクセサリーに生まれ変わり、販売されています。


<パソナグループ DX統括本部デジタル戦略部 静谷 直樹(社会貢献委員)>

昨年はパソナ・川崎の支店長をしており、メンバーと共に川崎駅周辺の清掃活動を実施しました。周辺には居酒屋やパチンコ店が多く、最初は「私たちが一回清掃活動しただけでは、あまり意味がないのではないか」という気持ちがありました。しかし活動を続けていくと、同じように環境保全活動を行っているボランティア団体の方と知り合うようになり、社外にも仲間ができました。

当初は、自分一人で何ができるのだろうかと考えることが多かったですが、今では共に助け合う仲間を増やしていくことで、大きな問題も解決することができるのではないかと考えています。グループの皆さんが社会貢献活動に参加できる機会を創るため、社会貢献委員からも活動のご案内を行いますので、ぜひお気軽にご参加ください!

▲(左)環境保全活動を行う中で出会った団体のメンバーと共に
(右)川崎駅周辺の清掃活動を行った昨年の様子


<パソナ・名駅 名古屋第2副チーム長 小林 歩(社会貢献委員)>

昨年のアースデイに参加したことをきっかけに、様々な場所で自然環境にまつわる「現状」を自分の目で見てみたいと思うようになりました。

そこで、歩道の清掃活動だけでは感じることができない環境保全に纏わる活動に参加したいと思い、里山での森林保全活動や海岸や河川敷での清掃活動にも参加したことで、様々な場所で「現状」を見ることができました。率直な感想としては、「このままではいけない!」ということでした。自分自身が想像する以上に、身の回りの自然環境は汚れていました。
「継続は力なり」を体現できるよう、これからも環境保全に纏わる活動に臨んでまいります。

▲(左)愛知県名古屋市では、雑木林・竹林・湿地の手入れを行う森林保全活動に参加。
(右)自然環境に纏わる「現状」を自分の目で見てみたいと自身でインターネット検索し、河川敷での清掃活動にも参加。


<パソナ・宮崎 宮崎支店長 大野 琴美さん(社会貢献委員)>

昨年のアースデイでは、クライアント様と合同で活動を実施しました。以前からパソナの社会貢献活動に興味を持っていただいており、アースデイの活動をお話ししたところ、ぜひ参加したいと言っていただき、ご一緒することになりました。支店前の大通りのゴミ拾いでは、一見すると奇麗に見える歩道にもタバコの吸い殻や空き缶などが多くあり、すぐにゴミ袋が一杯になりました。

参加者からは「アースデイの存在自体を知らなかった!」「終わった後の爽快感がすごく良い!」「朝から元気になれた!」「今後もゴミ拾いを継続したい!」など嬉しい反応がありました。小さな活動でも積み重ねれば大きな一歩となります。自分達にできることからコツコツと、大切な地球のための「貯金」を増やしていきたいと思います。

▲昨年9月にはクライアントと合同でビーチクリーンも実施し、沢山の漂着ごみを回収。

パソナグループはこれからも、持続可能な社会の実現を目指し、次世代に美しい地球を残す環境保全に寄与してまいります。