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INITIATIVE「自分のキャリアは自分で創る」WEBマガジン

ひと 2026.08.31 一人ひとりの健康が、企業を強くする。健康経営🄬にかける想い

「健康であることは、人生の土台です。一人ひとりが元気になれば、企業も、そして日本全体も元気になっていくと考えています。」そう語るのは、パソナ メディカル健康経営本部 健康経営推進部 事業部長の岩田大作さんです。岩田さんは、企業の「健康経営」を支援するコンサルタントとして活躍しながら、マネージャーとして組織運営も担っています。
近年、「健康経営」という言葉を耳にする機会が増えましたが、「健康経営」とは何か、どのような価値があるのか、改めて健康経営の最前線に立つ岩田さんにお話を伺います。
 


働く人の健康づくりをトータルで支援

―働く人の健康づくりを支援する、健康経営推進部の取り組みについて教えてください。
皆様ご存じの通り「健康経営」とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」という考えのもと、従業員の健康を経営的視点から考え、その実現に向けて戦略的に取り組むことです。さらに、これからの企業経営においては「人という資源を資本化し、企業が成長することで、社会の発展に寄与すること」がますます重要になると考えられています。

私ども健康経営推進部では、企業で働く人たちが健康でイキイキと働ける環境づくりを支援しています。たとえば、睡眠や食事、運動、禁煙などに関するセミナーの企画・実施、従業員向け健康イベントの企画、女性の健康支援(研修動画・相談窓口の提供)、健康経営の方針づくりや、目標設定、施策の立案から実行計画への落とし込みまで、社内に健康づくりの土台が根付くように、様々な支援をしています。
健康経営をこれから始めたい企業には制度設計の段階から伴走し、すでに取り組みを進めている企業には、睡眠改善やメンタルヘルスなど個別テーマに特化した支援を提供する場合もあります。
健康経営は、セミナーを一度実施すれば完了するものではありません。企業文化として根付くまで、継続的に取り組むことが大切です。




―コンサルタントとして企業に伴走する中で、特に大切にしていることは何でしょうか。
部長という立場ではありますが、現在もプレイヤーとして担当企業を持っています。健康経営の計画策定を支援したり、セミナーの講師として登壇したりすることもあります。部としてご支援している企業は年間で約170社にのぼります。
私が意識しているのは、「行動変容」が起きるかどうかです。どれほど優れた制度や計画を策定しても、従業員一人ひとりの行動が変わらなければ意味がありません。実際に行動できる段階まで落とし込むことが重要です。
まず何をするのか、いつまでに実行するのかを具体化し、実行できたかどうかを一緒に確認しながら改善を重ねていきます。そのプロセスを共に考え続けることが、健康経営コンサルタントの役割だと考えています。本当に健康になるためには、一人ひとりが少しずつ行動を変えていく必要があります。


▲講師として登壇

これまでの経験が、今の仕事につながっている

―岩田さんが健康経営の分野を志すようになった背景をお聞かせください。
新卒で2007年にパソナへ入社後、人材派遣事業に携わり、東京、静岡、福岡と各地でキャリアを重ねました。チーム責任者として組織運営にも携わる中、2016年に健康経営の関連部署で人材を募集していることを知りました。
以前から健康への関心が高く、特に運動が大好きでした。学生時代はバスケットボールに打ち込み、福岡勤務時代にはトライアスロン大会へ出場するほどでした。常に運動習慣を持ち、健康管理にも気を配っていたことから、健康に関わる仕事にも興味を持っていました。当時は責任者という立場でもあり応募は見送りましたが、今振り返ると健康というテーマを意識する一つのきっかけだったのかもしれません。
 

▲福岡時代 チーム責任者として


▲トライアスロンに挑戦

―現在のキャリアの原点となった、印象的な経験はありますか。
2019年にパソナグループが運営していた大分県別府市の滞在型健康増進施設の責任者に就任し、社内結婚した妻と一緒に赴任したことです。
同施設では、Well-beingやリトリートにつながる考え方を実践していました。アーユルヴェーダに基づき体質に合わせた水を提供し、エステやマッサージなどのトリートメント、ジムや朝ヨガなどのレッスンも実施していました。食事では、地元の自然農法で育てられた旬の食材を生かした料理を提供するなど、健康的な食事、温泉、運動、リラックスを組み合わせた滞在を楽しんでいただきました。
お客様が滞在中に心身ともにほぐれ、イキイキとしてお帰りになる姿を間近で見られたことは大きなやりがいであり、現在のキャリアの軸にもなりました。

この経験を通じて、食事や睡眠、運動など、人が健康に過ごすための環境づくりについて深く学ぶことができました。心身を整える環境に身を置く中で、健康が人生に与える影響の大きさを実感し、健康への関心はより確かなものになりました。
その後、コロナ禍を経て、2020年に現在の部署へ異動し、健康経営に携わる機会をいただきました。振り返ると、人材サービスでの経験や別府での経験など、一つひとつの経験が健康経営に関わる現在の仕事につながっていたように感じています。
 

▲大分県別府市の施設責任者として

これまでの経験が、今の仕事につながっている

―多くの企業の健康課題に向き合う中で、健康経営の意義をどのように感じていますか。
パソナグループは健康意識が高く、グループ全体でWell-beingを推進しています。健康が最重要課題と捉える考え方である認識も全社に浸透しており、日常的に健康に関する情報に触れられる環境が、こうした文化を育んでいるのだと思います。
パソナグループは、健康経営銘柄2026に選定され、健康経営優良法人ホワイト500で10年連続認定を受けています。

一方で、世の中にはまだ、健康経営に十分取り組めていない企業も少なくありません。「本当に経営に役立つのか」という声を聞くこともありますが、会社を動かしているのは人です。従業員の健康が生産性や組織の活力につながることを、より多くの企業に伝えていきたいと考えています。
 

実感を力に、健康の価値を伝える

―岩田さんご自身は、日々どのように健康づくりを実践されていますか。
現在はキックボクシングに取り組んで週に1〜2回ほど、仕事終わりや休日に体を動かしています。20代の頃は喫煙もしており、食生活も決して理想的とは言えませんでした。生活習慣を見直したことで、若かった当時よりも現在のほうが元気ですし、健康になることで、人生や働き方は大きく変わると実感しています。
運動量が増えたことで体重が減ったため、現在はしっかり食事を取ることも意識しています。
 
―健康経営を通じて、これからどのような社会の実現を目指していきたいですか。
健康経営は、もっと社会へ広がるべき取り組みだと考えています。企業へのコンサルティングや情報発信を通じて、健康の大切さをより多くの方に届けていきたいです。また、社内でも知見を持つ人材を増やし、一人ひとりが自分の言葉で健康経営を語れるようにしていきたいと考えています。
健康で前向きに働ける人が増えれば、企業も、日本全体も元気になるはずです。その実現に少しでも貢献していきたいと思います。

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